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ブレイブエルフィンズ:卒業生たちが築いた輝かしい軌跡

執筆者の写真: SEISADOHTO BASKETBALLSEISADOHTO BASKETBALL

更新日:6 日前

星槎道都大学女子バスケットボール部「BRAVE ELFINS」のシニアナイトが、大学と連携している北広島市のNPO法人SKYのU12、U15のクラブ生選手や保護者も参加し、4年生の卒業試合が盛大に開催されました。

会場には特別な空気が流れていました。それもそのはず、この4年生たちは単なる卒業生ではなく、一度廃部となった女子バスケットボール部を復活させ、ゼロから部の基盤を作り上げた創設メンバーたちなのです。

## 驚異の復活と躍進


創部からわずか4年。北海道学生連盟3部リーグからのスタートでした。北洋大学との切磋琢磨を経て、彼女たちは着実にステップアップ。2部リーグ、そして1部リーグへと駆け上がり、ついに北海道代表として全国大学選手権への切符を手にしました。


2024年のインカレでは、男子チームが昭和・平成・令和の長きにわたって達成できなかった全国大会での勝利を、女子4年生が見事に成し遂げる快挙を達成。さらに今年は全学年が揃い、社会人チームも含めた大会では本学AチームとBチームが決勝で対戦するという、部の充実ぶりを示す出来事もありました。


## 勝利を超えた真の価値

しかし、BRAVE ELFINSの真価は単なる勝利の積み重ねではありません。彼女たちが追求してきたのは「勝利至上主義」ではなく、大学教育カテゴリだからこそ可能となる総合的な成長でした。


高校生、中学生、小学生部門のバスケットボール大会運営に学生自らが携わり、マネジメントとリーダーシップを発揮。審判やコーチのライセンスも在学中に取得し、本学高橋コーチと共に道内外からのクリニック依頼に応じて、地域の若いプレーヤーたちへの指導も精力的に行ってきました。

ビジネスパーソンを意識した組織力を磨く独自のシステム


まるでスタートアップ企業のように、これまでのしがらみや慣習、常識にとらわれずチーム自前での機能を目指し、コーチ部、レフリー部、アナリスト部、メディカル部、PRP部という専門部門を設け、それぞれがテーマを描き研究を重ね、レポート作成してエビデンスとして発表する。計画として実施したことを定期的に必ず振り返り、次に繋がるテーマを描くというPDCAサイクルを確立。このシステムがチームの「財産」として着実に積み上げられてきました。

## シニアナイト—感謝と別れの瞬間


シニアナイトとは、卒業を迎える4年生選手の最後の試合を祝う特別な行事です。彼女たちの大学生活における競技者としての集大成を讃えるとともに、チームや大学、そして地域に貢献してきた功績に感謝を示す機会となりました。

卒業生たちは今後、3月13日の星槎道都大学ブレイブエルフィンズ令和6年度総会及び札幌北広島クラッセホテルにて、これ以上ない最高の演出とドレスコードも整えて、クラブ卒業祝賀会、そして14日の第44回(令和6年度)卒業証書・学位記授与式を迎えます。


彼女たちが築き上げたものは単なる「勝てば自分のおかげ、負ければ人のせい」と一喜一憂する戦績ではなく、後輩たちへと受け継がれていく「精神」と「システム」のアップデートを続けてきたことです。一度は途絶えたチームを復活させ、北海道から全国へと名を轟かせるまでに育て上げた4年生たちの功績は、星槎道都大学の歴史に永遠に刻まれることでしょう

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