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執筆者の写真SEISADOHTO BASKETBALL

地域のバスケットボール文化を未来へつなぐ、かけがえのない一歩

――第3回 星槎道都ジュニアバスケットボールカップ開催のご報告――

 昨年の12月に行われた「第3回 星槎道都ジュニアバスケットボールカップ」は、おかげさまで大盛況のうちに終了いたしました。本大会は勝敗を競う場ではなく、小中学生の心身の健全な成長を促し、そして地域と連携し社会貢献へとつなげる星槎道都大学女子バスケットボール部員の学びを深めることを目的に開催されました。

 星槎道都大学女子バスケットボール部が主催し、内閣府から公認を得たNPO法人SKYスクールとの連携によって実現したこの大会には、地域の未来を担う子どもたちと、次世代の指導者を目指す大学生の“想い”が重なり合っています。

 大会の企画・運営に主体的に取り組んだ星槎道都大学女子バスケットボール部員たちは、これまで積み重ねてきた競技経験を活かして、地域にバスケットボールの魅力を還元しようと熱心に活動してきました。特に、学校部活動の地域移行問題やボランティア指導者の不足など、近年注目されている課題に対しても、「自分たちが好きで続けてきたバスケットボールを、今度は私たちが次の世代に伝えたい」という強い意志を胸に取り組み、その姿はまさに“地域貢献”のお手本といえるものでした。

 「勝利至上主義」ではなく、“バスケットボールって楽しい!” “一緒にプレーすると仲間が増える!” という、本来の魅力を感じてほしい――。と同時に学生は最低限以下のような振る舞いをするコーチにならないことを意識されているでしょう。 #大声でコーチが高圧的に怒鳴る #ベンチでのけぞり腕を足を組み指揮する態度 #ミスはダメとミス直後に選手交代をさせる制裁的な采配 #デジタルツールを持ちいて資料や映像を作成できないから口頭による長時間の説教 #試合で活躍するエース選手が可愛くて正しい人

#指導者と選手と保護者の役割でお互いに信頼できない安心できない協力できない関係 暴力や暴言は言語道断で最も気をつけることとは巧妙なパワハラとモラハラの撲滅 #今は令和であり昭和ではない    今回の大会中、子どもたちがチームメイトと声を掛け合い、パスをつなぎ、喜び合いながらプレーする姿は、まさにその“楽しさ”を体現していたように思えます。プレーを通して感じ取れる仲間の大切さや、失敗を乗り越える強さ――その一つひとつが、子どもたちの心を育む大切な学びの機会となりました。

 また、本大会を支えてくださったのは、北広島市教育委員会様やスポルディング・ジャパン株式会社様、株式会社藤井スポーツ様をはじめ、多くの方々のご協力と応援です。子どもたちや大学生だけでなく、保護者や地域の大人たちのサポートがあってこそ、この大会は成功を収めることができました。大学生の保護者の皆さまからすれば、学んできたことを地域貢献の場で発揮する姿は、きっと誇らしく映ったことでしょう。小中学生の保護者の皆さまにとっても、大人たちが一丸となって子どもたちを支える姿には、大きな安心と感動を感じていただけたのではないでしょうか。 #人と人のご縁を大切できる人

 私たちは、このジュニアバスケットボールカップで生まれた“エネルギー”を絶やすことなく、今後もバスケットボールの楽しさを子どもたちと共有し続けていきたいと考えています。ミニバス時代から受けてきた恩恵を、今度は私たち自身が次世代の選手に伝え、やがてその子どもたちが大きくなり、指導者や支援者となって未来へ繋いでいく――。星槎道都大学女子バスケットボール部とNPO法人SKYスクールの連携は、その循環の一端を担う大切な取り組みです。

 ここ北広島から始まる豊かなスポーツ文化づくり。第3回 星槎道都ジュニアバスケットボールカップの開催を通して、その一歩を確かに踏み出すことができました。今回の大会にご参加くださった皆さま、ご協力いただいたすべての皆さまに、心より感謝申し上げます。私たちは、これからも子どもたちの健やかな成長と、地域のバスケットボール文化の発展を願い、歩みを続けてまいります。

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